人民網日本語版 2020年1月16日(木) 14時40分
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「泣き笑い」が世界一人気の顔文字の座を保った。
キーボードアプリ・KIkaがこのほど、最新ビッグデータ報告「Emoji、ニューワールドワードの台頭」を北京で発表。同報告は、さまざまな国や地域のモバイルインターネットユーザーの絵文字使用状況を分析しており、「泣き笑い」が世界一人気の顔文字の座を保った。目には涙を浮かべ、口元は笑っているこの絵文字の魅力とは何なのだろう?重慶晩報が伝えた。
KIkaの人気顔文字ランキングトップは「泣き笑い」で、送信件数の21.25%を占める独走状態となった。2位は「ハート」で7.89%、3位は「目がハートの顔」だった。そのほか、「投げキッス」、「号泣」、「赤いほっぺの顔」などがランク入りした。
■おバカっぽい表情で空気を和ます「泣き笑い」
「泣き笑い」については、「笑い泣き」なのか「泣き笑い」なのかが、ネットユーザーの間で議論が巻き起こっている。「笑い泣き」だと主張するネットユーザーは、大笑いして涙を流しているのだ」と説明する。一方、「泣き笑い」だと主張するネットユーザーは、「泣くに泣けず、笑うしかない、悲しくて涙した後に、笑顔になった状態だ」と説明する。
楊莉(ヤン・リー)さん(26)は、「ちょっとおバカさんみたいだけど、すごく親しみがある。クライアントと仕事の話をしていたり、友達の悩みを聞いていたり、親の文句を聞いたりしている時に、この絵文字を送信すると、一瞬で距離が縮まり、リラックスした気分になり、気まずい雰囲気を変えてくれる」と話す。
女子大生の趙●(ジャオ・ウェン、●は雨かんむりに文)さん(23)は、「チャットをする時は、ほとんどいつも絵文字を使っている。チャットの時に、文字だけだと、冷たい感じがするけど、顔文字をいくつかつけると、雰囲気をよくすることができ、自分の口調とか気持ちを表現できる。『泣き笑い』が人気なのは、うれしい気持ちを表現したり、自虐してみたり、ちょっといやみっぽくしたり、愛嬌をふりまいたり、ごめんなさいという気持ちを伝えたりと、いろんな気持ちを表現できるから。どんなシーンで使っても、失敗することはない。誰とチャットする時でも使えて、誤解させて、相手を不快にさせるのではと心配する必要もない」と説明する。
重慶師範大学の周小燕(ジョウ・シャオイエン)心理学教授は、「オンライン上でコミュニケーションを図る際、一言か二言で済ませることが多い。短い言葉のほうが、実用性があり、時間もかからない。でも、複雑な感情を表現することはできない。そこで、絵文字が言葉のニュアンスなど、背後にある感情を表現するのに一役買っている」と分析する。
■発展の前途明るいスタンプ
スタンプは、多くの人にとってチャットをする時に絶対に欠かせないアイテムとなっている。また、スタンプの製作に携わるクリエイターも増加しており、スタンプという小さな存在の背後に大きなビジネスチャンスも隠れている。
騰訊(テンセント)が最近発表した報告によると、ここ2年、ユーザーの「投げ銭」と「有料スタンプ」購入額が合わせて50万元(約800万円)以上に達した。現在、ショッピングサイト・淘宝のスタンプ関連の玩具やデジタル、家具、衣類などの商品は約40万点に達している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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