上海自由貿易区、ネット制限解除なく失望感=「金融業に相当な不便」―中国

Record China    2013年10月1日(火) 8時51分

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29日、中国は同日、上海市に「中国(上海)自由貿易試験区」を正式に設立した。貿易の促進や投資の自由化を進め、新たな経済モデルの確立を目指すが、一部に失望感も広がっている。

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2013年9月29日、仏国際放送ラジオ・フランス・アンテルナショナル(中国語電子版)によると、中国は同日、上海市に「中国(上海)自由貿易試験区」を正式に設立した。貿易の促進や投資の自由化を進め、新たな経済モデルの確立を目指すが、一部に失望感も広がっている。

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香港英字紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストはこのほど「上海自由貿易試験区内では(中国で閲覧が制限されている)交流サイトのフェイスブック、短文投稿サイトのツイッターの利用が可能になる」と報道。しかし、中国国務院は27日、新華社を通じて「区内のインターネット利用は制限され、特別対応はない」と全面的に否定。人民日報も「政府は“政治的租界”の開設は許さない」との記事を掲載した。

これに対し、一部の財界関係者の間には「ネットの規制緩和がなければ、金融業には相当な不便が生じる」と指摘し、関係者の間に失望感が広がっている。兆豊証券中華地区首席代表の朱右達(ジュー・ヨウダー)氏は「自由貿易区の可能性を制限するのではないか」と疑問を呈している。(翻訳・編集/AA)

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