2020年7月13日、韓国メディア・韓国経済などによると、サッカーのイングランド・プレミアリーグ（EPL）のトッテナムに所属する韓国出身のソン・フンミンが、同リーグでアジア人選手として初めて10得点10アシストを達成した。

トッテナムは12日（現地時間）、同リーグ35節でアーセナルと対戦。先制ゴールを許すも、前半19分にソンが同点ゴールを決めて振り出しに戻した。さらにトッテナムは後半36分、ソンのコーナーキックから追加点を奪い、2－1で逆転勝利した。ソンはこの試合で1ゴール1アシストの活躍を見せ、今季リーグ戦10得点10アシストの記録を作った。

ソン自身にとって、1シーズンに10得点10アシストは、プロ入り後初めての記録。今季のEPLで、ソンの他に10得点10アシストを成し遂げた選手は、11得点18アシストのケヴィン・デ・ブライネ（マンチェスター・シティ所属）のみ。

またソンは、この試合で得点したことにより、EPLで4シーズン連続の2桁得点を達成した。

このニュースに、韓国のネットユーザーからは、「10ゴール10アシストおめでとう」「アジア歴代級選手。レジェンド」「『わが国民の息子』最高」「こんな難しいことを、わが韓国代表のソン・フンミンが成し遂げたなんて」などと称賛の声が多く上がっている。

また、京都パープルサンガ（現・京都サンガF．C．）やEPLのマンチェスター・ユナイテッドなどで活躍した、元韓国代表のパク・チソンの名を挙げ、「ソン・フンミンはパク・チソンを超えた」との評価も。

その他、「気持ちが晴れない今の時期に、元気が出てきたよ」「おかげで今日は気分がいい」などといったコメントも寄せられている。

ソンは韓国・北東部の春川（チュンチョン）市出身の28歳。ポジションはFW（フォワード）。父もかつて韓国代表として活躍した。2010年から韓国代表に選出され、18年からは主将を務める。海外ではドイツのハンブルガーSVやレバークーゼンでプレーし、2015年に現在所属のトッテナムに移籍した。（翻訳・編集/関）