幼児がベビーシッターに連れ去られる、組織的犯行か―重慶市

2007年5月2日、重慶市で幼児がベビーシッターに誘拐される事件が発生した。

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重慶市に住む林(リン)さんは、家業が忙しく1歳8か月の息子ホンユーちゃんの面倒を見ることができないため、先月30日ベビーシッターを雇った。紹介所で李さんという35歳の女性を紹介され、住み込みで働いてもらうことにした。

李さんが来て3日目の5月2日、林さん夫婦は朝早く出かけ、家には14歳の長男と次男ホンユーちゃん、李さんの3人がいた。午前9時頃、李さんは買い物に行くと言い残し、ホンユーちゃんを連れて出かけていった。1時間以上経っても戻らないため、おかしいと思い部屋を調べたところ、李さんの荷物と哺乳瓶などが消えていた。林さんは慌てて通報し、李さんの身分証コピーを持って行き警察で調べてもらったところ、身分証は偽造したものであることが判明した。

警察がマンションの監視カメラを調べたところ、李さんは出かけた直後、携帯電話で何者かに連絡し、マンション入り口で男性と落ち合っていた。長距離バスターミナルの監視カメラにも、洋服を換えられ別の女性に抱かれたホンユーちゃんの姿が映っていた。

警察は組織による犯行と見て捜査を進めている。(翻訳/編集・藤野)