北米で興収2億円超の「グランド・マスター」など、米アカデミー外国語映画部門の有力候補に―中国

Record China    2013年9月21日(土) 10時0分

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19日、来年3月に授賞式が行われる第86回米アカデミー賞について、中国・香港・台湾から外国語映画部門への出品作が注目されている。写真は香港映画「激戦MMA」より。

2013年9月19日、来年のアカデミー賞について、中国・香港・台湾から外国語映画部門へ出品される作品が注目されている。南方都市報が伝えた。

台湾文化部は今月16日、来年3月に授賞式が行われる第86回米アカデミー賞外国語映画部門の出品候補作に、チョン・モンホン(鍾孟宏)監督のサスペンス・スリラー「ソウル」(原題:「失魂」)が決定したと発表。これに引き続き、中国と香港ではどの作品が選ばれるのか注目されている。

香港の場合、今月23日に香港映画制作家協会による投票が行われ、出品候補作が決定する。現在のところ、ウォン・カーウァイ(王家衛)監督「グランド・マスター」とダンテ・ラム(林超賢)監督「激戦MMA」の一騎打ち状態となっている。北米地区で245万ドル(約2億4000万円)の興業成績をあげた「グランド・マスター」は当初、ライバル作品なしで外国語映画部門への出品確実と言われていた。しかし、夏季に入ると「激戦MMA」が地元香港だけで4100万香港ドル(約5億3000万円)の興業記録をあげ、メガヒットを実現。23日の結果発表が待たれる状態だ。

中国の場合は、昨年10月1日〜今月30日の期間に中国国内で1週間以上公開された作品が、出品作の条件となっている。中国のメディアを統括する国家広播電影電視総局(広電総局)が選考を行うが、その過程は香港・台湾ほどの透明性が見られない。中国メディアによると、候補に挙がっているのはフォン・シャオガン(馮小剛)監督「Back to 1942」、ワン・ジン(王競)監督「風水」、ワン・チュエンアン(王全安)監督「再会の食卓」の3作品。「再会の食卓」は2010年のベルリン国際映画祭で最優秀脚本賞にあたる銀熊賞を受賞しているため、最有力候補とされている。(翻訳・編集/Mathilda

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