Record China 2019年12月26日(木) 20時50分
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26日、韓国・朝鮮日報は、来年前半に予定されている中国の習近平国家主席の日韓訪問をめぐり、日中韓3カ国が「激しい神経戦を繰り広げている」と伝えた。
2019年12月26日、韓国・朝鮮日報は、来年前半に予定されている中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席の日韓訪問をめぐり、日中韓3カ国が「激しい神経戦を繰り広げている」と伝えた。
記事によると、韓国大統領府関係者は25日に「習主席の来年前半の訪韓は確定的」と発表した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領の就任後、習主席はまだ一度も韓国を訪れていない。来年は韓国で日中韓首脳会議が開かれるため、後半に李克強(リー・カーチアン)首相の訪韓が予定されており、記事は「来年に中国のナンバー1、2の訪韓が実現すれば、高高度ミサイル(THAAD)問題で悪化した中韓関係の正常化が進む可能性がある」と期待している。
習主席は23日の中韓首脳会談で、文大統領の訪韓要請に対し「積極的に検討する」とだけ回答していたが、同関係者は「(習主席の訪韓は確定しているが)外交慣例上、公式訪問の発表は両国の合意と調整が終わらないとできない」と説明したという。
しかし記事は「日本が『来年4月に習主席が国賓訪問する』と発表したことと対照的だ」とし、「韓国大統領府の公式立場とは違い、裏では習主席の訪韓の時期と方式をめぐり日中韓が複雑な駆け引きをしている」と伝えている。中国は習主席が訪韓する場合に「日本訪問のついでに寄る」方式を提案しているが、韓国は「ついでではなく単独で訪問するべき」との立場を示している。日本も韓国に立ち寄ることに不快感を示しているという。
そのため記事は「習主席の訪韓日時と方式については不確実な状態がしばらく続くとみられる」としている。また「習主席の心をつかむための日韓の競争も激しさを増しているが、現在は4月の訪日を確定させた日本が優位に立っている」として懸念を伝えている。
これに韓国のネットユーザーからは、「ほぼ確定との表現は初めて聞いた。習主席の訪韓に必死なのは分かるけど、堂々とできず物乞いしているような印象を受ける」「本当は『日本に行くついでに韓国に寄って1枚写真だけ撮ってください』と頼み込んだのでは?」「日本は前々から習主席の訪問を計画していたが、韓国は最近になってばたばた動き出した。『ついでに寄る』形になるのも仕方ない。文大統領は外交もうまくできないのか」など不満げな声が上がっている。
その他、「ついでなら来なくていい。国の格が下がってしまう。中国と話してもどうせ得られる利益はないでしょう?」「韓国も日本も難色を示しているのになぜ中国は『ついで訪問』をしたがる?韓国と日本を重要なパートナーと考えていない証拠では?」などと指摘する声も見られた。(翻訳・編集/堂本)
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