「中秋節」って何をする日なの?日本と中国で異なる中秋の名月とは―中国

Record China    2013年9月19日(木) 20時27分

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19日、中秋節は中国において伝統的な祝日として知られる。日本では「中秋の名月」を見ながら団子を食べるのが習わしとなっているが、中国の中秋節とは一体どういうものなのだろうか?写真は月餅。

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2013年9月19日、中秋節は中国において伝統的な祝日として知られる。日本では「中秋の名月」を見ながら団子を食べるのが習わしとなっているが、中国の中秋節とは一体どういうものなのだろうか?

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中国では中秋節に月餅を贈答し合うという習慣があることは、日本でも最近ではよく知られるようになってきた。月餅はもともと中秋節のお供え物として食べられていたものが、時代の変遷とともに中秋節の贈答品へと変化していった。中国では中秋節の満月は「家族の団らん」「家庭の円満」を象徴するものとして考えられており、その丸い月に見立てた形の月餅を食べながらお月見をするのが習わしとなっている。そのため、中国では中秋節の前後を連休とし、普段は故郷を離れている人も帰省して家族団らんができるように配慮されている。

月餅の中身はさまざまだが、小豆餡の他、ハスの実やナツメをすりつぶした餡、塩漬けの卵黄、ハムやひき肉など、地方によってさまざまなバリエーションがある。最近ではアイスクリームの月餅やお尻型の月餅なども発売され、話題となっている。

また、日本では月でウサギが餅つきをしていることになっているが、中国ではウサギが不老不死の薬の材料を臼で打って粉にしているとされる。月を見ながら何かを食べるという点では一致しているものの、その食べ物や行事の意味合いが異なる日中の文化。いずれにしても、美しい月を愛でる習慣はこれからも変わらず続いていくことだろう。(編集/碧海)

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