2013年9月17日、台湾の女性歌手レイニー・ヤン（楊丞琳）がこのほど、人気スターの心境を歌った最新曲「被自己[糸邦]架」のMV撮影を行った。NOWnewsが伝えた。

先月末にリリースした8枚目のソロアルバム「天使之翼」の収録曲。人気バンド・ソーダグリーン（蘇打緑）のチンフォン（青峰）が彼女に提供した3曲目の楽曲で、世間の好奇の目にさらされる人気スターの心情を歌っている。

このほど行われたMV撮影は、積み上げられた1トンもあるおがくずの中で行われた。スタッフはマスクを3枚重ねして撮影に臨んだが、主役のレイニーはもちろんこうしたガードはなし。17時間にも及ぶ撮影で、鼻の穴から頭皮までおがくずだらけになった。ついには目に炎症を起こし、病院に運ばれたとか。レイニーがど根性を見せたこのMVは17日、動画共有サイトのユーチューブで初公開されている。

新曲の歌詞にちなんで、自らの経験も語った。2002年にドラマのヒロインに初抜擢された時は、あまりのプレッシャーの大きさで内分泌性の自律神経失調症に苦しみ、10キロも太ってしまった。共演は香港の人気俳優ショーン・ユー（余文楽）だったが、「ショーンの相手役がブタなんて許せない」とファンからのバッシングを浴びることになる。その当時は自宅で泣くことしかできなかったが、経験を積むうちに今ではかなり鍛えられたようだ。そんな彼女も今やデビュー13年目を迎え、もはや世間やメディアからの好奇の目や噂話には心が揺るがなくなったという。（翻訳・編集/Mathilda）