Record China 2013年9月18日(水) 5時56分
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12日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが中国の領土問題に対する「広報活動のまずさ」を指摘した英・軍事専門誌元編集者の論説を掲載した。
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2013年9月12日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、英国の軍事専門誌ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリーの元アジア太平洋版編集者、トレバー・モス氏の論説を掲載した。論説の中でモス氏は、中国政府が隣国との領土問題において「ひどい手法のプロパガンダと味気ないハッタリ」でこれを覆い隠してしまうことは、事の真相に対する人々の関心を分散させてしまうと強調した。参考消息網が16日に伝えた。
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同氏は、中国の大型戦略爆撃機・H-6(轟-6) 2機が今月8日に沖縄本島と宮古島の間を通過したことを例として挙げ、「中国側はまたしても尖閣諸島問題において先にけんかを仕掛ける役割を演じてしまった」と指摘。「一連の行動は不必要な挑発行為だ。なぜなら日本側は自身の利益を守る防衛能力があるのだから」と強調した。
同氏はまた、中国がフィリピンとの領土争いにおいては常に「自分の強さをかさに着て弱い者いじめをする」立場を取り続けていると指摘。フィリピンが南シナ海の領有権問題について国連機関に仲裁を求めたことに反発した中国が東南アジア諸国に対し、フィリピンを「孤立化」させ「こらしめる」よう圧力をかける二重政策を採用していることについて「こうしたやり方は他の東南アジア諸国をただ恐れさせるだけだ」と強調した。フィリピンのアキノ大統領が求めた和解を中国側が拒んだことについても「中国はまたしても悪者を演じてしまった」と指摘。「領土紛争の歴史と法的根拠をより深く調べたなら、多くの場合は中国側に理がある。しかし、こうした強圧的な行動を取ると、人々に疑念を抱かせる結果になってしまう。中国が国連による仲裁を拒否したことはとても遺憾だ。もし強圧的な行動を取らなければ、スカボロー礁(中国名:黄岩島)は隣国の尊重とともに得ることができるだろう」と述べた。(翻訳・編集/NY)
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