漢代の“摩天楼”建築を32億円で再現!=出土品「陶倉楼」をもとに―河南省焦作市

Record China    2013年9月17日(火) 17時17分

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16日、漢代(紀元前202〜紀元220年)の副葬品として有名な陶倉楼(中国古代の高層建築を陶器で再現したもの)を20倍の大きさで建築物として再現するとの計画が持ち上がっている。写真は陶倉楼。

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2013年9月16日、漢代(紀元前202〜紀元220年)の副葬品として有名な陶倉楼(中国古代の高層建築を陶器で再現したもの)を20倍の大きさで建築物として再現するとの計画が持ち上がっている。大河網が伝えた。

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計画が持ち上がっているのは、中国河南省焦作市にある焦作市文物局。同市は陶倉楼の出土数が全国一で、種類も最も揃っており、保存状態の比較的完全なものは100点以上にのぼる。中でも有名なのが「七層連閣式彩絵陶倉楼」で、高さ1.99メートル、中国古代の“摩天楼”、“華夏(中国の古称)第一の陶倉楼”と称せられる。

文物局によれば、焦作市は2億元(約32億4348万円)を投資し、漢代の七層連閣式彩絵陶倉楼を見本として20倍の大きさで再現したものを建造する計画である。このスケールが壮大な建築物は陶倉楼博物館となり、同市で最も有名な文化的シンボルがランドマークとして誕生する予定である。

陶倉楼は漢代の代表的な文化財の1つであり、当時の住宅環境を知る上で非常に貴重な文物とされる。陶倉楼が焦作市から密集して出土していることは、漢代にこの地域の経済や社会が繁栄していたことを示すものと言われている。(翻訳・編集/碧海)

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