小中学生の間で「白い粉」の菓子が流行―中国メディア

Record China    2019年12月17日(火) 0時40分

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13日、中国メディアの観察者網は、山東省済南市の小中学生の間で「白い粉」の菓子が流行しており、興奮状態をまねする子どももいると伝えた。写真は粉ミルク。

2019年12月13日、観察者網は、山東省済南市の小中学生の間で「白い粉」の菓子が流行しており、興奮状態をまねする子どももいると伝えた。

記事によると、この菓子は実際は粉ミルクだが、パッケージにストローが付いていて、ストローで白い粉を吸って食べるものだという。この食べ方に保護者からは「まるで麻薬を吸うかのような仕方で子どもに食べさせるのか。メーカーがこのような食べ方の商品を売るというのは適切なのか」との声が出ているという。

済南市に住む趙(ジャオ)さんは、1週間ほど前に小学3年生の息子が帰宅した時、この菓子が流行していることを聞いた。息子は「食べ方が特別で、粉を紙の上に載せてストローでゆっくりと吸うんだ」と話した。これを聞いて驚いた趙さんは、詳しく話を聞いてみると、休み時間に子どもたちがこの菓子を「吸って」おり、中には映画で出てくる麻薬を吸った後の興奮状態をまねする子どもまでいるという。

趙さんは「このような菓子は、麻薬を吸うことを教えているようなもので、子どもに食べさせるべきではない」とした上で、子どもに与える心理的な影響を心配し「子どもは模倣する能力が高いので、そのうち悪い習慣が身についてしまう」と語った。

記者が趙さんの子どもの通う学校の近くにある店を調べたところ、同様の菓子が2メーカーから販売されており、1袋1元(約15円)だった。店主の話によると、いずれの菓子にもストローが付いていて、白い粉は粉ミルク、カラーの粉は粉砂糖でさまざまな味があり、その特殊な食べ方から子どもたちに大人気だという。

記事は、過去にもたばこや麻薬を吸うのに似た食べ方の菓子や発売され、議論となったことがあり、特定の菓子が発売禁止となっていたが、再び同様の食品が済南に出現したことで人々の関心を集めていると指摘。済南市の市場監督管理局もすでに担当者を派遣して実態を調査しており、注目していると伝えた。(翻訳・編集/山中)

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