Record China 2019年12月11日(水) 12時0分
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9日、中国メディアの観察者網は、中国の家電大手シャオミ(小米)が日本で発売する電気炊飯器の価格について報じた。写真はシャオミのIH電気炊飯器。
2019年12月9日、中国メディアの観察者網は、中国の家電大手シャオミ(小米)が日本で発売する電気炊飯器の価格が、中国よりもいささか高く設定されていると報じた。
シャオミは9日に正式に日本市場進出を発表し、東京で初めての製品発表会を開催。発表会ではスマートフォンやスマートバンド、キャリーケース、モバイルバッテリーなどのほかに、「日本が発祥国」であるIH式電気炊飯器も発表された。
記事は、今回発表された炊飯器について、外観が少し異なる以外の仕様は中国国内版とほとんど同じであり、「烈焔厚釜」と呼ばれる内釜を採用し、シンプルな外観を呈していると説明。三洋電機の炊飯器事業部開発部長だった内藤毅氏が構造デザインに参加したと紹介している。
また、「炊飯器の日本での販売価格は税抜9999円で、中国の599元(約9300円)より若干高い設定となっている」とも伝えた。
記事は、シャオミが炊飯器を発売する経緯について、2015年に中国の経済コラムニストが発表した中国人による日本の炊飯器の「爆買い」現象に関する文章がきっかけの1つになったと紹介。この文章が中国製品に関する大きな議論を呼び、ほどなくしてシャオミCEOの雷軍(レイ・ジュン)氏が「もう日本に炊飯器を買い漁りに行かなくて済むように」と電気炊飯器の開発を発表し、家電分野のライバルである格力(グーリー)も16年に高級電気炊飯器を発売したとその経緯を伝えている。(翻訳・編集/川尻)
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