著名な軍人が荒唐無稽な抗日ドラマに苦言=「美人スパイではスパイにならない」―中国

Record China    2013年9月9日(月) 7時30分

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7日、著名な中国の軍人である羅援(ルオ・ユエン)少将が昨今の抗日ドラマについて苦言を呈した。写真は抗日ドラマ「兄弟」。

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2013年9月7日、中安在線によると、このほど著名な中国の軍人である羅援(ルオ・ユエン)少将が広東省の中学校で講演を行い、昨今の抗日ドラマについて苦言を呈した。

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最近の中国では、衝撃的な題材を用い支離滅裂なストーリー展開の抗日ドラマが多く、視聴者からのツッコミも入るほどだという。これに対し、羅少将は「抗日ドラマはあまりにもデタラメだ。ドラマ作品は歴史を尊重すべきであり、歴史を歪曲したり貶めたりしてはならない」と苦言を呈した。

また、「諜報戦のドラマには、数多く美しい女スパイが登場するが、実際には情報工作の原則に反している」と指摘。諜報部員は目立たぬようにして人の中に紛れ込まなければならないのに、「美女を使ったら、ターゲットにバレてしまうではないか」と少将自ら「ツッコミ」を入れた。

さらに少将は、最近インターネット上で、国共内戦時に15歳で死刑となった劉胡蘭(リウ・ホーラン)や、19歳で自身の体に爆薬を巻きつけて犠牲となった董存瑞(ドン・ツンルイ)らをからかう流れが起きていることにも触れ、彼らは民族の英雄であり、父母同様に彼らを敬うべきだとも述べた。(翻訳・編集/中原)

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