中国で生産される穀物、19%が利用されないまま無駄に―米誌

Record China    2013年9月8日(日) 9時30分

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4日、中国で生産された米や小麦などの穀物のうち、約19%が利用されないまま浪費されていることが分かった。写真は広東省の農村。

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2013年9月4日、米サイトEurekalertによると、北京林業大学の劉俊国(リウ・ジュングオ)教授らのチームが行った調査から、中国で生産された米や小麦などの穀物のうち、約19%が利用されないまま浪費されていることが分かった。6日付で参考消息(電子版)が伝えた。

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アメリカ化学会(ACS)の学術誌エンバイロンメンタル・サイエンス・アンド・テクノロジーに掲載された劉教授らの研究レポートによると、世界で生産された食料の約30〜50%は農地から食卓に至るまでの中間過程で失われている。

中国は世界の水資源の6%と耕地面積の9%を占める一方で、世界の人口の21%を占めているが、中国で生産された穀物の19%は利用されないまま無駄になっており、このうちの7%は消費者の段階で浪費されている。

中国で浪費されている穀物の総量を生産するためには、6400万ヘクタールの耕地および種子、1353億立方メートルの水資源が必要になる計算で、この水量はカナダの農民がすべての農作物を生産するための水量に等しい。

劉教授らはこうした無駄を少しでも減らすため、国民の意識向上や貯蔵システムの改善、作物収穫の機械化、監視システムの活用による穀物浪費の正確な追跡などを提案している。(翻訳・編集/HA)

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