2013年9月4日、ロシアのサンクトペテルブルグで、「2013中国映画フェスティバル」が開幕。女優チャン・ツィイー（章子怡）とアクションスターのジャッキー・チェンが、現地でオープニングセレモニーに出席した。新華網が伝えた。

今年6月に韓国・ソウルでも開催された「2013中国映画フェスティバル」が、場所をロシアに代えてサンクトペテルブルグで4日（現地時間）に開幕。香港のウォン・カーウァイ（王家衛）監督の最新作「グランド・マスター」や、ジャッキーの最新作「ライジング・ドラゴン」など計10作が上映され、今月13日まで行われる。

オープニングセレモニーには、チャン・ツィイーとジャッキー・チェンの2人が登場。中華圏のタレントの中では国際的に最も知名度の高い2人が登場したことで、中国映画界がフェスティバルにかける意気込みが伝わってくる。中国メディアでは、わずか数時間の滞在のために現地へ飛んだ2人を、「中国の名刺代わり」「芸能界の国家代表チーム」などと紹介。奇しくもサンクトペテルブルグでは現在、20カ国・地域（G20）首脳会合が開催されている。このため、中国にとっては政治および文化の両面で関心を集める場所となっている。（翻訳・編集/Mathilda）