日本依存の高い導電性金属インク、韓国が新素材で国産化に成功

Record China    2019年12月5日(木) 7時20分

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3日、韓国・朝鮮ビズは、韓国が日本依存の高い導電性金属インクに代わる複合インクの国産化に成功したと報じた。写真は仁川港。

2019年12月3日、韓国・朝鮮ビズは、韓国が日本依存の高い導電性金属インクに代わる複合インクの国産化に成功したと報じた。

記事によると、政府支援研究機関の韓国電気研究院(KERI)は、日本依存度の高い導電性金属インクに代わる複合インキの製造技術を貴金属加工会社・テソン金属に移転したと発表した。

KERIナノ融合研究センターのイ・ゴンウン、チョン・ヒジン博士チームは昨年、銅とグラフェンを利用し複合インクの製造技術を開発していた。新素材のグラフェンを、銀と性質が似ていながらも価格を大幅に抑えた銅と合成することに成功。安価で優れた電気伝導性を持つ銅・グラフェン複合インクを製造したという。

記事は「現在市販されている導電性金属インクの主要素材は貴金属系列の銀(Ag、Silver)で、これは電気伝導度が高く酸化しにくい長所がある一方で、価格が非常に高いという短所がある」と説明している。また「特に高品質の製品になると高水準の技術力が必要とされるため日本からの輸入依存度が高く、これに代わる素材の発掘と国産化の努力に関心が寄せられてきた」としている。

KERIの技術支援を受けたテソン金属ではすでに月1トン程度の銅・グラフェン粒子を生産できる設備を構築しており、2020年3月ごろまでに生産量を月10トンまで増やす計画だという。

これを受け、韓国のネット上は「いいね、ファイト」「よくやってくれた。あなたたちこそ真の愛国者」など喜びに沸いており、「やっと日本離れできる」「これからも技術開発して日本製品の輸入をやめよう」との声や「大企業や中小企業、大学や政府などみんなで手を取り合って国産化技術を開発していこう」「成功を祝うだけじゃなく、一般顧客が使用できるまでサポートすべき」と協力の必要性を訴える声も上がっている。(翻訳・編集/松村)

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