上海は「東洋の娼婦」!?ゲームソフトのタイトルに「差別的」とのクレーム―豪州

Record China    2013年9月4日(水) 7時20分

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2日、豪シドニーのゲーム開発会社チーム・ボンディがまもなく発売するゲームソフトのタイトルが、中国の文化や歴史を侮辱するものだとして問題視する声が挙がっている。

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2013年9月2日、豪紙ジ・エイジによると、シドニーのゲーム開発会社チーム・ボンディがまもなく発売するゲームソフトのタイトルが、中国の文化や歴史を侮辱するものだとして問題視する声が挙がっている。3日付で環球時報が伝えた。

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問題となっているのは、同社が発売予定の「Whore of the Orient(東洋の娼婦)」。ゲームは1936年の上海を舞台にした作品で、「L.A.ノワール」の続編とされている。制作サイドによれば、このタイトルは上海の歴史的別称としてつけたものであるという。このタイトルに異議を唱えたのが、モナシュ市の政府職員で華人の羅介雍(ルオ・ジエヨン)氏だ。豪メディアによると、同氏は一市民の立場でオーストラリアの人権委員会にこのゲームを「中国人を中傷するものだ」と訴えることを表明している。

同氏は「ゲームタイトルに使用されている『オリエント』という言葉が問題の鍵で、『娼婦』のみを問題視している訳ではない。これは19世紀の民族植民文化の産物であり、中国系住民の高齢者コミュニティーに辛い記憶を容易に思い起こさせるものだ。2009年に米ニューヨーク州では法律で公式文書にオリエンタルという言葉を使用するのを禁止している」と語った。

このゲームソフトの開発には、今年6月にニューサウスウェールズ州政府が支持を表明して20万元(約320万円)を出資。これについて羅氏は「オーストラリア当局には、豪州と中国の関係に有益で、両国の相互理解や相互繁栄を促進する研究開発プロジェクトを援助してもらいたい。両国間の不一致や敵対を深めるのではなく、さらに強い信頼と文化理解を築くべきだ」と述べ、ゲームソフトのタイトル変更を開発会社に呼びかけている。(翻訳・編集/碧海)

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