中国の音楽オーディション番組に“裏取引”あり、大物歌手が激白―台湾

Record China    2013年9月3日(火) 22時20分

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2日、マレーシア出身の人気歌手エリック・モーが、中国で人気の歌手オーディション番組について闇の部分を語った。写真はエリック・モー。

2013年9月2日、マレーシア出身の人気歌手エリック・モー(巫啓賢)が、中国で人気の歌手オーディション番組について闇の部分を語った。NOWnewsが伝えた。

台湾を拠点に歌手・音楽プロデューサーとして活動するエリック・モー。2日、音楽オーディション番組「華人星光大道3」の収録に参加した際、中国のテレビ界で空前の大ブームとなっている同類の番組について言及した。

昨年放送された「中国好声音(ボイス・オブ・チャイナ)」をきっかけに、今年の中国テレビ界では音楽オーディション番組が花盛り。各衛星テレビ局が類似番組を量産し、視聴率を競い合っている。こういった番組には台湾からもプロ歌手や歌手の卵たちが多く参加しているが、エリックは同様の番組から生まれた男性歌手リン・ユーチュン(林育群)について絶賛した。日本でもバラエティ番組に出演して名前を知られるようになったユーチュンは、歌唱力だけでなく豊かな表現力も素晴らしいとして、「彼にかなう相手はなかなかいない」と語っている。

台湾と中国の両方で、数々の番組の審査員を経験してきた。しかし、エリックは「中国の番組はもうこりごり」といった様子。かつて出演した番組では、製作側からどの参加者を勝たせるか“指示”され、エリック自身が高評価していた参加者に「票を入れないように」との裏工作を要求されたという。番組からすぐ降板を発表したエリックは、「音楽に対する尊厳を示すためだった」と、自分の行動について語っている。(翻訳・編集/Mathilda

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