大英博物館、兵馬俑受け入れのため大改修―イギリス

Record China    2007年4月29日(日) 16時41分

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大英博物館のグレート・コート閲覧室が今年9月に開催される「秦の始皇帝展」のため、2007年4月から閉鎖され、大規模改装工事に入っている。写真は西安の兵馬俑。

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イギリス大英博物館のグレート・コート閲覧室が今年9月に開催される「秦の始皇帝展」のため、2007年4月から閉鎖され大規模改装工事に入っている。この閲覧室は同博物館の中で最も古い図書館で、200年来、昔のままの姿を守り続けてきた。同展では20数体というこれまでの海外出展では例を見ない数の兵馬俑を展示するため、閲覧室は開設以来初めて展示スペースとして使用されることになった。

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貴重な図書を収蔵している中央の書棚と閲覧台等のアンティーク家具は板で囲って保護する。これまでエアコンさえもなかったが、貴重な文化財保護のため、新たに温度と湿度の調節器を設置することになった。ショーケースを新設し安全保護設備も取り付ける。同館によると、改修にかかる費用は200万ポンド(約4億7600万円)という。***

19世紀には多くの思想家や作家たちが書物を読んだり執筆したグレート・コート閲覧室。なかでもカール・マルクスは30年に及ぶロンドン滞在中、足繁くここに通い「資本論」を書き上げたと伝えられている。(翻訳編集・WF)

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