Record China 2013年8月28日(水) 17時40分
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27日、ベテラン添乗員の湯さんはこれまでにいろいろなタイプのツアー客に遭遇してきたが、そのなかでも一生忘れられそうにないツアー客がいた。中国人ツアー客30数人全員が機内食に出された食器を荷物に仕舞い込んだのだ。
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2013年8月27日、世界各国でマナーの悪さが問題になっている中国人観光客だが、彼らに随行する添乗員の苦労は大変なものだ。添乗員にとってツアー客はあくまでも大切なお客様。機嫌を損ねてしまっては、ツアー全体の評価が下がるからだ。銭江晩報が伝えた。
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ベテラン添乗員の湯敏軍(タン・ミンジュン)さんは、これまでにいろいろなタイプのツアー客に遭遇してきたが、そのなかでも一生忘れられそうにないツアー客がいたという。タイ・シンガポール・マレーシアを巡るツアーで、シンガポール航空に搭乗した湯さん率いるツアー客30数人全員が、機内食に出されたステンレス製のフォークやナイフを持ち帰るために荷物に仕舞い込んだのだ。
これに気づいた客室乗務員が返却を求めると、ツアー客らは「家族が『機内で出されたナイフとフォークは持ち帰っていい』と言った」と主張した。「それはプラスチック製の使い捨て食器であり、ステンレス製の食器は持ち帰れない」と客室乗務員が説明すれば、彼らは「知り合いが以前、同じシンガポール航空に乗ったけど、ナイフとフォークは持ち帰り可能だった。私たちが飛行機に乗ったことのない田舎者だと思ってバカにしてるんだろう!」と逆ギレする始末。
困り果てた乗務員は湯さんに「1人や2人が持ち帰るのならまだしも、ツアー客全員が食器を持ち帰ってしまっては、後続の路線の機内食サービスに支障をきたす。こうした行為は絶対に許されない」と訴えた。湯さんはツアー客1人1人に事情を説明し、返却を求めたが、「みんながやってるから大丈夫」とばかりに誰も応じようとしない。ついに頭に来た湯さんが「中国人の顔に泥を塗るような真似をしないで下さい!」と怒鳴ったところ、ようやく全員が渋々ながらもナイフとフォークを乗務員に返したという。(翻訳・編集/本郷)
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