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26日、中国・上海市の公安当局はこのほど、中国で違法調査会社を開業していたとして外国籍の男女2人を逮捕した。外国人が中国で登記した企業が違法調査を行っていたとして検挙されるのは初めて。写真は中国中央テレビのニュース番組画面。
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2013年8月26日、中国・上海市の公安当局はこのほど、中国で違法調査会社を開業していたとして外国籍の男女2人を逮捕した。外国人が中国で登記した企業が違法調査を行っていたとして検挙されるのは初めて。新華網が伝えた。
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逮捕されたのは、英国籍のピーター・ウィリアム・ハンフリー容疑者と、その妻で米国籍の虞英曽(ユー・インズン)容疑者。2人は2003年末に香港で会社を登記、対外的にはビジネスコンサルタントとリサーチ業務を展開する会社だと宣伝していたが、実体のない架空会社で従業員もいなかった。翌2004年には上海市浦東地区に撮連咨詢(上海)有限会社を登記。2009年には事務所を徐匯区に移し、10数人の従業員を雇って業務を展開した。
警察の調べによると、2人は2003年以降から長期にわたり大量の中国公民の個人情報を収集・購入してそれを販売し、違法な利益を得ていた。個人情報には本籍地や家族構成、出入国記録、不動産、所有車なども含まれており、それらを分析して取りまとめ、調査報告書として作成した上で委託取引先に高値で販売していた。取引先は大型多国籍企業や製造業の会社、金融機関、法律事務所などが主で、1年に100件前後の取引先から注文を受け、毎年数百万元(約160万円以上)の利益を得ていた。
2人は犯罪の事実を自供して認めると共に、今回のことを深く後悔し、中国政府への謝罪も表明した。8月16日、2人は公民の個人情報を違法に取得した容疑により逮捕された。現在、事件に関連する捜査作業はさらに継続している。(翻訳・編集/碧海)
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