残りわずか500頭、中国ビーバー絶滅の危機―新疆ウイグル自治区

Record China    2007年4月28日(土) 22時41分

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2007年4月28日、レコードチャイナのカメラマンは、新疆ウイグル自治区アルタイ地区の烏倫古河下流で、餌を採るビーバーを撮影した。愛らしい姿の彼らだが、今、絶滅の危機に瀕している。

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2007年4月28日、レコードチャイナのカメラマンは、新疆ウイグル自治区アルタイ地区の烏倫古河下流で、餌を採るビーバーを撮影した。愛らしい姿の彼らだが、今、絶滅の危機に瀕している。

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今年、新疆ウイグル自治区アルタイ地区は深刻な干ばつに悩まされている。その影響で烏倫古河ではところどころで河の水が枯れてしまった。そのため、ビーバーの巣穴の入り口が水面に表れてしまった。この状態では、牛・馬・ラクダなどに踏み荒らされたり、天敵の侵入を許したりしてしまう。干ばつを逃れるために、ビーバーの一部分は別の地へと移動したと見られている。***

ビーバー世界でもっとも古い種の1つで、「古脊椎動物の生きた化石」とも呼ばれる。中国のビーバーは蒙新(モンゴル・ウイグル)ビーバーと呼ばれる固有種で、国家一級保護動物の指定を受けている。烏倫古河とその支流にわずか500頭ばかり生息するのみで、絶滅の危機に瀕している。今年の干ばつがとどめになるのではないかと不安視する意見も出ている。(翻訳/編集・KT)

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