「我が国は資本主義路線に転換」などと勘違いすべきではない=共産党機関紙コラム―本日のTOPニュース

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9日、中国共産党機関紙・人民日報は党幹部養成機関の教授によるコラムを掲載し、「資本主義と社会主義の一部の共通点を取り上げて、我が国は資本主義路線に転換したなどと勘違いすべきではない」と論じた。

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2013年8月9日、中国共産党機関紙・人民日報は党幹部養成機関の鄭志国(ジョン・ジーグオ)広東省委党校教授によるコラムを掲載し、「資本主義と社会主義の一部の共通点を取り上げて我が国は資本主義路線に転換したなどと勘違いすべきではない」と論じた。以下はその概要。

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中国の「特色ある社会主義」とは経済・政治・文化・社会・生態が調和をもって継続的に発展することであり、全人民の幸福と富裕を実現することを目標としている。これを実現するための体制の一部には未熟なものもあるが、すでにほぼ完成したと言っていいだろう。

一部の人は西側の先進国(=資本主義国家)を基準にして、我が国(=社会主義国家)の体制を評価しようとする。そして、先進諸国との格差は体制上の理由によるものと考える。しかし、世界の大多数を占める資本主義国家のうち、実際に裕福と呼べるのは一握りである。世界に大きく後れていた中国が中華人民共和国成立(1949年)後、その差を縮めたのは「特色ある社会主義」の功績であり、これをより縮めるために資本主義体制を採用しようと考えるのは、明らかに現実的ではない考えである。

一部の人は30年前より続く改革開放政策について、部分的に資本主義を取り入れ、かわりに社会主義制度の一部を放棄したと考えている。そして、その成果は資本主義的制度の功績だと考える。実際は、改革開放政策以前より実施していた計画経済体制が不変のモデルとして存在していたのであり、もともと資本主義制度に類似するものも含まれていたのである。本質的にはまったく異なる二つの制度でも、具体的に見れば共通点も存在する。そこを挙げて「我が国は資本主義路線に転換した」などと勘違いすべきではない。(翻訳・編集/愛玉)

※<本日の中国TOPニュース>では、中国の大手主要ポータルサイトによるニュースアクセスランキングから、注目の一記事をピックアップする。本記事は2013年8月9日付の中国大手ポータルサイト・新浪(Sina)のランキング5位の記事。



   

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