8大空港での「定刻離陸」試行、半月で顕著な効果―中国

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8日、中国網によると、中国民用航空局は7月中旬、深刻なフライト遅延が常態となっている問題を解決するため、国内主要8空港に対し、「定刻離陸」を強制する試行措置をスタートさせた。資料写真。

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2013年8月8日、中国網によると、中国民用航空局は7月中旬、深刻なフライト遅延が常態となっている問題を解決するため、国内主要8空港に対し、「定刻離陸」を強制する試行措置をスタートさせた。これは、天気条件や軍の活動などの原因がある場合を除き、各航空便は着陸空港の管制塔からの制限により離陸時間を遅らせることなく離陸するようにする措置で、キャビンのドアが閉められた後も航空機が出発空港で長時間待機する現象を減らすことが目的だ。

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試行スタートから半月が過ぎ、措置の効果は実際に現れているのだろうか?フライト動態管理システム「飛常準」の8日付統計データによると、西安咸陽空港を除く7空港では軒並み、定刻離陸率が上昇した。

○試行後半月経過、西安を除く7空港で定刻離陸率上昇

7月18日の開始以来、8大空港での「定刻離陸」試行は約半月に及んだ。8空港の天気分布、定刻離陸率、定刻着陸率の状況について、試行がスタートした7月18日を境にどのように変化したかについて、飛友科技のフライト動態管理システム「飛常准」による総合的な比較検討の結果が発表された。

統計データによると、「定刻離陸」試行後、西安空港を除く7大空港の定刻離陸率は軒並み上昇した。つまり、時間通りに離陸する割合がかなり高くなった。

このうち顕著な変化が見られたのは、北京首都国際空港で、定刻離陸率は約2倍に上昇、目的地空港への定刻着陸率(以下、定刻着陸率)も63.78ポイント上昇して73.17%に達した。

また、上海虹橋、広州白雲、深セン宝安、上海浦東の各空港でも、軒並み大幅な上昇が見られた(西安空港のみやや下落)。成都双流国際空港の定刻離陸率は23.53ポイント増、定刻着陸率は20.28ポイント増。広州白雲国際空港の定刻離陸率は31.17ポイント増、定刻着陸率は29.97ポイント増。上海虹橋国際空港の定刻離陸率は38.21ポイント増、定刻着陸率は36.47ポイント増。上海浦東国際空港の定刻離陸率は33.29ポイント増、定刻着陸率は27.46ポイント増。深セン宝安国際空港の定刻離陸率は32.95ポイント増、定刻着陸率は32.34ポイント増だった。

今回の分析に採用された定刻離陸・定刻着陸の基準は次の通り。

8大空港において、実際の離陸時刻が離陸予定時刻プラスマイナス30分以内だった場合、定刻離陸とする。

8大空港から離陸後、目的地に実際に到着した時刻が、到着予定時刻プラスマイナス30分以内だった場合、定刻着陸とする。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/武藤)



   

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