父の自殺、息子が涙ながらに手話で説得―山東省青島市

Record China    2007年4月25日(水) 19時43分

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2007年4月23日深夜、山東省青島市内の国道の高架橋で、30歳くらいの男性が欄干から飛び降りようとしているとの110番通報が入った。「妻が男と駆け落ちした。すごくショックで、とても耐えられない」という。

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2007年4月23日深夜、山東省青島市内の国道の高架橋で、30歳くらいの男性が欄干から飛び降りようとしているとの110番通報が入った。警察と救急隊が現場に急行した時に橋の下にはすでに大勢の野次馬が集まっていた。高架橋は万が一のために車の通行を封鎖し、エアマットも用意された。男性はさかんに手を振りながら何か話しているのだが、誰にも聞き取れない。どうやら耳の不自由な男性らしく、身振り手振りは手話のようだ。***

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男性は橋の上から紙切れのようなものを落とした。一枚は男性の家族3人で写した写真、もう一枚の紙には「張敏、愛してる」と書かれている。警察は至急この男性の身元を調べ、説得に来るよう友達に連絡した。駆けつけた友達が手話で説得を開始したが、男性は「妻が男と駆け落ちした。すごくショックで、とても耐えられない」と伝えてきた。

「心残りは息子のこと」と言うのを聞き、警察はイチかバチか最後の手段に出た。息子を呼んで説得させることにしたのだ。現場に連れてこられた小さな男の子は泣きながら一生懸命に手を振り「お父さん降りてきて!」と手話で伝えた。感極まった男性は両手で顔を覆っておいおい泣きながら、とうとう自殺を思いとどまった。2時間にわたる緊迫の説得劇だった。(翻訳編集・WF)

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