安倍首相、8月15日の靖国参拝を見送る模様―日本華字紙

Record China    2013年8月5日(月) 13時20分

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5日、日本の安倍晋三首相は、日中・日韓関係に配慮して、8月15日の終戦記念日にA級戦犯が祭られている靖国神社への参拝を見送る模様だと伝えられた。資料写真。

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2013年8月5日、華字紙・中文導報はこのほど、日本の安倍晋三首相が、日中・日韓関係に配慮して、8月15日の終戦記念日にA級戦犯が祭られている靖国神社への参拝を見送る模様だと伝えた。

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安倍首相は、最初に政権を握った2006〜2007年の終戦記念日に、靖国神社を参拝しなかった。このことが、小泉純一郎元首相のたび重なる靖国神社参拝で緊張状態にあった日中関係を改善させ、後の安倍首相の電撃訪中につながった。そのため、安倍首相がこの日に靖国神社を参拝するかどうかは、今後の日中・日韓関係をうらなう上で試金石となっている。

安倍首相は、靖国神社に関して「第一次政権の時に参拝できなかったのは痛恨の極み」と話したり、4月に168人の国会議員が参拝した際に「当然である」と発言したりするなど、一貫して保守的な立場をとってきた。そのため、当初、安倍首相は8月15日に靖国神社を参拝する可能性が高いと見られていた。

しかし、先の参議院選挙の圧勝により、自民党が長期政権を執ることとなり、安倍首相は長期的な視点で日中・日韓関係に配慮した行動をとる必要が出てきた。それと同時に、日本は東アジア諸国の対立激化を懸念する米国の立場も考慮する必要がある。

安倍首相はこれまで「外交問題にかかわるため、参拝するかしないかについては公表しない」として明言を避けてきたが、麻生太郎内閣副総理大臣兼財務大臣は7月29日、安倍首相の靖国神社参拝について、「静かにお参りすればいい。何も戦争に負けた日だけ行くことはない」と話していることから、安倍首相は8月15日の参拝を見送る可能性が高いと見られている。(翻訳・編集/北田

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