TOTOグループ北京東陶が生産終了=東南アジアも視野に供給体制の最適化検討、その他

Record China    2019年10月10日(木) 9時0分

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TOTOのグループ会社である北京東陶による衛生陶器の生産が、9月末に終了した。周辺地域の住宅地化が背景。写真は北京市海淀区内の北京東陶の所在地近くにある集合住宅。

TOTOの北京工場が生産終了、東南アジアも視野に供給体制の最適化検討 / ムロコーポレーションが湖北省に自動車部品の製造会社を設立 / クオンなど3社共同で中国向けにショートアニメ配信

●TOTOの北京工場が生産終了、東南アジアも視野に供給体制の最適化検討

TOTOのグループ会社である北京東陶による衛生陶器の生産が9月末に終了した。TOTOが2019年10月9日付で発表した。

北京東陶の設立は1994年で、TOTOグループ初の中国での衛生陶器の生産拠点だった。TOTOはその後、東陶機器(北京)、東陶華東、東陶(福建)を設立し、中国国内での衛生陶器の生産能力を強化した。

一方で、北京東陶の周囲では住宅地化が進行し、2018年には北京市の都市再開発計画でも住宅用途地域に指定された。TOTOはその他の中国国内拠点を中心に、ベトナム・タイなど周辺国の生産拠点も含めたグローバルな供給体制の最適化を検討した。中国市場への衛生陶器の安定供給が十分に行えることが確認できたので、北京東陶については合弁パートナー企業との協議の上、生産を終了することを決めた。

●ムロコーポレーションが湖北省に自動車部品の製造会社を設立

ムロコーポレーションは9日、湖北省孝感市高新技術開発区に自動車部品の製造販売・輸出入を行う子会社の設立を決めたと発表した。中国地域での自動車部品の需要増に対応し、海外事業の一層の拡大を図る。

新会社の商号は睦諾汽車部件。資本金は736万ドル(約8億円)で、ムロコーポレーションの全額出資。会社設立は11月、稼働開始は2021年4月を予定する。

●クオン・ADKエモーションズ・ファンワークスが共同で中国向けにショートアニメ配信

クオンは9日、ADKエモーションズ、ファンワークスとの3社共同事業として、10月21日から中国の短尺動画アプリ向けにショートアニメ「破裂蛋蛋君」(Mr.EGG)の配信を行うと発表した。中国では短尺動画アプリマーケットでのショートアニメに人気が出ているが、配信は日本企業では初の試みという。

展開キャラクターの人気を生かし、商品、ゲームなど幅広いビジネス展開を視野に入れる。(翻訳・編集/如月隼人

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