中国人カメラマンの軍事施設立ち入り騒動、主演の台湾俳優が撮影再開を切望―台湾

Record China    2013年7月30日(火) 16時40分

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27日、今年11月に開催される台湾の映画アワード・金馬奨のPRイベントが行われ、ホウ・シャオシェン監督と俳優イーサン・ルアンが出席。制作が一時ストップしている映画「軍中楽園」について語った。

2013年7月27日、今年11月に開催される台湾の映画アワード・金馬奨のPRイベントが行われ、ホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督と俳優イーサン・ルアン阮經天)が出席。制作が一時ストップしている映画「軍中楽園」について語った。聯合報が伝えた。

台湾のニウ・チェンザー(鈕承澤)監督が今月はじめ、最新作「軍中楽園」のロケ地選定のため海軍基地を訪問した蔡、中国籍カメラマンを同行させていたという騒ぎが起こった。台湾の軍事施設では、中国籍の人物の立ち入りを禁止しており、ニウ監督および関係者は違反容疑として高雄地検に送検されている。「軍中楽園」は制作が一時ストップしたまま、再開時期は未定。一部ではお蔵入りも伝えられる。

「軍中楽園」の主演俳優イーサン・ルアンは27日、映画ロケ地の1つ・金門島で映画アワードのPRイベントに登場。金門島に到着して数日、ロケに使える場所などを物色していたといい、「いつでも撮影に入れる状態」と語っている。映画が現在どういう状況なのかは明らかにしなかったが、「ニウ監督自身が過ちを認めているから」と語り、再開に大きな期待をのぞかせていた。

ニウ監督が少年時代、俳優として映画に起用していたのがホウ・シャオシェン監督。愛弟子の起こした今回の騒動について、「責任を重く受け止め、乗り越えてくれると信じている」とコメントしている。(翻訳・編集/Mathilda

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