サムスン会長長女の離婚裁判に判決、財産分与12億円超も夫側は不満―中国メディア

Record China    2019年9月27日(金) 22時50分

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26日、サムスン電子の李健熙会長の長女でホテル新羅の社長を務める李富真氏と、サムスン電機顧問の任佑宰氏の間で行われていた離婚訴訟の控訴審に判決が下された。資料写真。

26日、サムスン電子の李健熙(イ・ゴンヒ)会長の長女でホテル新羅の社長を務める李富真(イ・ブジン)氏と、サムスン電機顧問の任佑宰(イム・ウジェ)氏の間で行われていた離婚訴訟の控訴審(第二審)に判決が下された。同日付で中国の動画メディア・梨視頻(Pear Video)の中国版ツイッター・微博(ウェイボー)アカウントが伝えた。

李氏と任氏は1999年に結婚。任氏は当時サムスン物産の社員だったこともあり、財閥令嬢との結婚が大きな話題を呼んだ。しかし李氏は14年10月に性格の不一致を理由に任氏との離婚調停と親権者指定を裁判所に請求。合意に至らなかったため、翌年改めて水原地裁城南支部に訴訟を起こした。16年1月に下された判決では離婚が認められたが、李氏に子どもの親権と養育権が認められたため、任氏はこれを不服として控訴。加えて、ソウル家裁に離婚と財産分与を求める訴訟を新たに起こした。

ソウル家裁は17年7月、両氏の離婚を認めた上で、李氏に対し、任氏に86億ウォン(約7億7400万円)の財産分与を命じた。しかし、任氏がこれを不服としてさらに控訴していた。

26日の裁判では、離婚が認められた上で、李氏に141億ウォン(約12億7000万円)の財産分与が命じられた。このほか、親権と養育権が李氏に認められ、任氏には毎月2回までの面会の機会が与えられた。

韓国の報道によると、李氏はこの判決を「想定内」として満足を示しているという。一方、任氏はこの結果を「遺憾」と表現し、判決書が送達され次第、さらに上訴するつもりだという。任氏側は、李氏の財産総額が約2兆5000億ウォン(約2251億円)だと推定しており、その半分程度の額を要求していた。

今回の判決の内容は微博で複数のアカウントが伝えるなど、中国でも多くのネットユーザーが注目している。

投稿のコメント欄には、「なんて恥知らずな男なんだ」「会長一家はお金を出して任氏を外国に留学させてやったりもしたというのに」「この男はサムスンからそれだけの大金を受け取って無事に済むと思ってるのか?」などと任氏に批判的な意見が数多く寄せられた。また、「そのまま韓国ドラマになりそうなドロドロ展開だ」とするユーザーもいた。

このほか、ユーザーの中には「任氏は“柔らかい飯”を食う男だな(中国で、ヒモになって暮らす男性の意味)」「“鳳凰男”と“孔雀女”の結婚だったものね(“鳳凰男”は農村などの貧しい家庭から努力し都市へ移り住んだ男性、“孔雀女”は都市家庭に生まれ、不自由なく育てられた女性の意)」「やっぱり“門当戸対”(両者の家柄が釣り合っていること)は必要だ」などと慣用句を使って感想を述べた人も多かった。(翻訳・編集/岩谷)

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