Record China 2013年7月26日(金) 22時4分
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26日、北京市では凶悪犯罪が発生しているが、これは連日続く猛暑が一因なのだろうか?写真は17日、同市で2人が犠牲になった無差別殺傷事件の現場。
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2013年7月26日、北京市では17〜23日までの7日間に4件の凶悪犯罪が発生しているが、これは同市で連日続く猛暑も一因ではないか、と分析する記事を瀟湘晩報が掲載した。
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北京市では17日、朝陽区の路上で刃物を待った男が通行人を襲い、2人が負傷、米国人女性を含む2人が死亡する事件が発生。警察の調べによると、容疑者は精神病患者であるという。20日には、山東省出身の車椅子の男が北京首都国際空港で爆発物を起爆させる事件が起きた。周囲の人に怪我はなかったものの、容疑者自身が負傷、当局への陳情が認められずに犯行に及んだとみられている。22日、市内のスーパーマーケット・カルフール馬連道店で、刃物を持った男が4人を刺し、1人が死亡した。その後の調べでは、この男も精神病歴があると伝えられている。そして23日、大興区のバス停付近で男女2人が口論になった際、男が女性の連れていたベビーカーに座っていた女児を抱き上げ、地面に叩き付けて殺害するという事件が発生した。
これらの凶悪犯罪が短期間に連続して発生した原因について、江西省犯罪学研究会の李雲龍(リー・ユンロン)会長は「季節と大きな関係がある」とし、「社会犯罪が発生する原因には人的要素、環境的要素、気候的要素の3要素が密接に関係している。暴力・殺人事件は6〜9月にかけて多発するが、これは暑い夏になると人は怒りやすく、感情をコントロールできなくなる傾向があるからだ」と指摘した。
確かに、温度が低い環境では一般的に人間の心理状態は落ち着いているが、高温の環境や気温が上昇すると、精神状態は不安定になりやすい。しかし、一方で李会長は「現在、社会の二極化が深刻化しており、社会の中には不公平感が普遍的に存在している。これらの凶悪犯罪の容疑者の多くは社会の底辺にいる人々であり、社会や現実に対して抱いている強い不満を示すために犯行を行うのだ」と話し、政府が普段から社会の矛盾を緩和する工作に力を入れる必要があるとの考えを示した。(翻訳・編集/碧海)
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