紫外線殺菌灯を照明灯と誤って使用、生徒が身体に異常を訴える―河北省石家庄市

Record China    2013年7月24日(水) 11時51分

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8日、中国河北省石家庄市の補習塾に通う生徒が授業中に誤って紫外線殺菌灯を長時間浴び、身体に異常を訴える事故が発生した。資料写真。

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2013年7月22日、中国国営ラジオ局・中央人民広播電台のニュース番組「新聞縦横」によると、河北省石家庄市の補習塾で、教師が紫外線殺菌灯を照明灯と誤って点灯し、授業に参加していた生徒が長時間にわたって紫外線を浴びた結果、身体に異常を訴える事故が発生した。中国の学校では夏休みに入り、多くの子供たちが補習や進学目的で塾に通っている。

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事故が発生したのは今月8日。教室内の紫外線殺菌灯3つが点灯されたまま授業が行われ、授業に参加していた46人の生徒は一部を除き、8時から12時20分の授業終了まで殺菌灯の光を4時間以上にわたって浴び続けた。その夜、子供たちは目が赤く腫れる、涙が止まらない、目を閉じられない、物がよく見えない、皮膚が黒ずみ、軽く触れるだけでも激痛が走る、といった症状を訴えだした。

16日、塾側が関係者に送付した書類では、今回の事故で発生した一切の費用を負担すること、一時見舞金として学生1人あたり1000元(約1万6000円)を支給すること、将来子供たちの身体に異常が発生した場合、今回の事故との因果関係が証明できれば全ての責任を負うとの内容が申し出られた。

公開資料によれば、紫外線殺菌灯の使用時は、室内は無人で行い、消毒時間は30分〜1時間程度が適当とのこと。マウスによる実験結果では、20分間の照射で異常が発現したというが、子供たちにどのような影響があるのかについては、現時点では判断がつかないという。(翻訳・編集/碧海)

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