Record China 2019年9月4日(水) 0時30分
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英国のハートフォードシャー州にある非営利団体の店で1ポンド(約128円)で売られていた花瓶が、中国清代の乾隆帝の所有物だったことが分かった。
英国のハートフォードシャー州にある非営利団体の店で1ポンド(約128円)で売られていた花瓶が、中国清代の乾隆帝の所有物だったことが分かった。8月31日付で英紙デイリー・メールが報道。中国の動画メディア・梨視頻も9月2日付で伝えた。
報道によると、非営利団体の店で花瓶を手に入れた購入者は、世界最大級のインターネットオークションサイト・eBay(イーベイ)に花瓶を出品。するとすぐに入札が殺到したため、価値のある品であると気付いたという。そこで鑑定を依頼したところ、乾隆帝時代の貴重な花瓶であることが判明した。花瓶は11月8日にオークションに出品される予定で、最低価格は8万ポンド(約1000万円)からの入札になる見込みだという。
花瓶には、清代において皇室専用の色とされていた黄色が用いられているほか、花の香りを褒めたたえる内容の詩が書かれ、乾隆帝が所有していた証しである印章が押されていた。
このニュースを見た中国のネットユーザーからは、「(1ポンドで)買ったのが私であってほしかった」「私はこんなラッキーな出来事には一生恵まれない気がする」「(お宝を見つけるために)今からでもeBayに登録しようかな」などとうらやむ声が寄せられた。
また、「初めは価値があると分からなかったんでしょ?なら中国に返してよ(泣)」「国の宝が海外のオークションに出されるというのは、やはり胸が痛む」「頼むから故宮博物院宛に送り返してほしい」などと、中国への返還を求める声も見られた。
このほか、「英国の非営利団体は一体どこからこの花瓶を手に入れたの?」「強盗に遭ったと見るべきか、それとも中国人の手で破壊されるのを逃れたと考えるべきか」などと、花瓶が英国に渡った経緯について思いをはせるユーザーもいた。(翻訳・編集/岩谷)
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