外国人観光客狙いの犯罪が急増、ツーリスト・ポリスの創設を検討中―韓国ソウル市

Record China    2013年7月10日(水) 16時15分

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9日、韓国紙・朝鮮日報は、外国人観光客を狙った犯罪防止のため、ソウル市が観光客のための専門の警察組織「ツーリスト・ポリス」制度の創設を計画していると報じた。写真は南大門市場。

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2013年7月9日、韓国紙・朝鮮日報は、外国人観光客を狙った犯罪防止のため、ソウル市が観光客のための専門の警察組織「ツーリスト・ポリス」制度の創設を計画していると報じた。中国新聞社(電子版)が伝えた。

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韓国を訪れる外国人観光客数は昨年初めて1000万人を突破し、1114万人に達した。これに伴って、外国人観光客を狙った詐欺や窃盗などの犯罪も増えており、警察への通報件数は2009年の468件から、2012年には897件へと増加した。

こうした状況に対応するため、ソウル市関係者は4日、同市で外国人観光客のための専門の警察組織「ツーリスト・ポリス」制度の創設を検討していることを明らかにした。

「ツーリスト・ポリス」制度は現在、タイやマレーシアで実施されており、観光客に対する事故の処理、詐欺や盗難などのトラブル対応とともに、観光情報や緊急の医療サービスなどの提供を行なっている。ソウル市の関係者は「これらを参考に、法規改訂の問題などを含め、韓国文化・体育観光部や警察庁などの関連部署とともに詳細を検討している」と話す。

現在検討中のプランでは、ソウル市内の観光特別エリアである「明洞」「鐘路」「東大門」の3カ所をテストケースとして、各地で警察官10数人を増員する。さらに、外国語のわかる警察官を配置し、騎兵服などの認識しやすい制服によって注目を集め、外国人観光客が通報しやすくする工夫も検討しているという。

ソウル市では、「ツーリスト・ポリス」制度の創設によって、韓国を訪れる外国人観光客のさらなる増加を期待している。(翻訳・編集/HA)

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