女性版・半沢直樹!?2018年の中国メガヒットドラマ「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」主演女優にインタビュー!

Record China    2019年8月28日(水) 18時50分

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2018年に中国で一大ブームを巻き起こしたメガヒットドラマ、「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」で主役を演じたウー・ジンイェンがインタビューに答えた。

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驚異の再生数180億回超を誇り、中国版エミー賞4冠をはじめとする数々のアワード36部門を制覇し、2018年に中国で一大ブームを巻き起こしたメガヒットドラマ、「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」DVD-SET1&レンタルDVD1~5がリリース中だ。9月3日には、DVD-SET2&レンタルDVD6~10がリリースされる。

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本作は配信がスタートするやいなや口コミで人気が拡大し、Variety誌が選ぶベスト海外ドラマにも選出。あまりの盛り上がりに社会的影響力が大きくなり過ぎ、テレビ放送が中止に追い込まれるという異例の事態に発展したほどの話題作だ。女官として後宮に入り繍坊で働き始めた瓔珞(えいらく)は、持ち前の正義感と頭脳で、欲望と野心渦巻く後宮での試練を乗り越え、皇帝にも寵愛され異例の大出世を果たしていく。そんな彼女のサクセス・ストーリーは、従来の時代劇の枠を超えた痛快さで、やられたらやり返す不屈のヒロイン像に“女性版・半沢直樹”と評されたほど。二転三転するミステリーの行方、一筋縄ではいかない三角関係の恋愛など、ドラマチックな展開から一瞬たりとも目が離せない。

ヒロインの瓔珞を演じたウー・ジンイェン(呉謹言)は熱狂的なファンを獲得し、一躍トップ女優の仲間入りに。早くも本作のチームが再結集した「[白告][金闌][人専](原題、英題は”The Legend of Haolan”)」でマオ・ズージュン(茅子俊)と共演するなど新作も目白押しだ。総製作費48億円を投じた破格の美術や衣装の映像美も堪能しながら、実在の女性をモデルに描くかつてない痛快歴史エンターテイメントで、この夏はハラハラ・ドキドキ感をぜひ、味わってほしい。

この度、DVDリリース記念で女官から皇后へと上り詰めたヒロイン瓔珞を演じたウー・ジンイェンがインタビューに答えた。

■「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」(以下「瓔珞<エイラク>~」)の主人公・瓔珞に大抜擢されましたが、出演が決まったときのお気持ちをお聞かせください。

プロデューサーのユー・ジョン先生から「君と瓔珞が似ているから」と言われた一言が、私に大きな自信をつけてくれました。その時点ではまだ脚本を読んでおらず、どんな物語なのかも知らなかったのですが、その自信をもとに役を演じようと思いましたし、丁寧にこの役を作り上げていこうというモチベーションにもなりました。

■本作での大ブレイクを経て、ご自身にはどのような変化がありましたか?

とにかく嬉しかったですね。良くできたドラマなので、きっと視聴者のみなさんにも好きになってもらえるとは思っていましたが、まさかこれほどの大ヒットになるとは思ってもみませんでした。このことをとてもありがたく思いますし、役者として大きな自信にもなっています。このドラマの大ヒットのおかげでファンもすごく増えました。また、新しいドラマのオファーもどんどん来るようになって、選択の幅が広がりました。

■誰が相手でも決して負けない強さを持つ瓔珞ですが、彼女のような女性には憧れますか? また、ご自身と似ているところがあればお教えください。

このキャラクターはすごいですね。聡明で、まっすぐで、粘り強く、気性が激しいところもあります。彼女のように粘り強いところは自分にもあると思います。例えば、瓔珞が令妃に封じられるまで刺繍工房の宮女、皇后の侍女として忍ぶ日々を送っていたことは、このドラマに出るまでいろんな作品で下積みを続けてきた自分に通じるものがあります。それから、自分がやろうと思ったことは必ずやり遂げるという点も似ています。

■実在の人物・孝儀純(こうぎじゅん)皇后がモデルとなった瓔珞ですが、演じるにあたり彼女について調べられたことはありますか? もしあれば、それはどのように演技に生かされましたか?

リサーチはしましたし、清代の歴史や宮廷について書かれた本も買いました。実際の令妃と乾隆帝の関係、二人のラブストーリーについて知りたかったからです。でも、これはドラマで、みなさんが観るのはドラマの物語とキャラクターですから、脚本に基づいて役作りをした部分の方が大きかったです。

■瓔珞の痛快な逆転劇や名セリフが視聴者の心を掴みました。演じられた中でお気に入りのシーンやセリフはございますか?

瓔珞が「私は生来気性が荒く、怒らせると怖いの」というセリフですね。このセリフで多くの人が彼女のかっこよさを認識したと思います。特に印象に残っているシーンは、彼女が雪の中で何度も跪く場面です。彼女が非常に粘り強く、自分を譲らない人だということがわかるシーンです。

■本作には見事な刺繍シーンが数多く登場します。撮影前に練習はされたのですか?

それほど多くを学んだわけではないですが、撮影前に練習はしました。刺繍法は撮影現場に招かれた先生から教わりました。また、衣装スタッフが用意してくださったたくさんの衣装からも、それぞれのキャラクターの地位や当時の習慣を感じ取ることができました。

■本作は煌びやかな衣装やメイクも大きな話題を呼びましたが、実際に身につけられた感想をお聞かせください。

衣装やメイクのことまで話題になったのはいいことだと思います。このドラマではどれもかなり史実に忠実に再現されているからです。みなさんが衣装やメイクまで注目してくださったということは、このドラマを熱心に観てくださったということですし、ドラマを通して中国の伝統文化を知っていただけると思います。

■共演者の方との記憶に残っているエピソードがあれば、お聞かせください。

大切な思い出がたくさんあります。共演者のみなさんはどの方も良くしてくださいました。ニエ・ユエン先生は撮影前に役について一緒にディスカッションしてくださいましたし、チン・ラン先輩はセリフも多く重要な役で特にプレッシャーが大きかった私を、さりげなく気遣ってくださいました。こういったことがたくさんあって、みなさんが私のことを気にかけてくださいました。

■撮影中に楽しかったこと、反対に苦労されたことはなんですか?

このドラマでは大量のセリフと出番があることが役を複雑にしていて、いったん止まって考えなければいけないこともありました。そんな役作りの過程に大きなプレッシャーを感じましたが。それもまた楽しい経験となりました。

■同じ時代の宮廷を描いた「如懿伝<にょいでん>~紫禁城に散る宿命の王妃~」が同時期に配信されましたが、比較されることへのプレッシャーはありましたか?

どちらも乾隆帝の後宮を舞台にした物語で、「瓔珞<エイラク>~」は令妃、「如懿伝~」は継皇后がヒロインですから、インターネット上で話題となって比較されるのも当然のことだったと思います。視聴者のみなさんには自由に観ていただければと思っています。

■早速、本作と同じチームが集結した最新作「皓鑭傳(原題)」にも主演されていますが、今後どのような作品や役に挑戦してみたいですか?

キャラクターが複雑で情感にあふれた脚本がいいですね。時代劇で女侠客を演じてみたいですし、威風堂々しているのに内面は落差が激しいというような役もやってみたいです。

■ご自身にとって「瓔珞<エイラク>~」という作品は、どのような存在になりましたか?

私の役者としての今後の道をより確かなものにし、私にさらなる自信を与えてくれた作品となりました。これからも良い作品に出続ける役者でいることが私の目標です。

■最後に、日本のファンの方々に「瓔珞<エイラク>~」の魅力とメッセージをお願いします。

このドラマはとても面白い作品で、素晴らしいキャラクターもたくさん登場します。応援してくださるファンのみなさん、ありがとうございます。みなさんに「瓔珞<エイラク>~」を楽しんでいただければ幸いです。(編集/岩谷)

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