三菱自動車、中国にパジェロスポーツを投入―中国メディア

Record China    2013年7月2日(火) 7時5分

拡大

1日、広汽三菱はこのほど、中国2車種目となるパジェロスポーツを間もなく発売すると発表した。

(1 / 2 枚)

2013年7月1日、広汽三菱はこのほど、中国2車種目となるパジェロスポーツを間もなく発売すると発表した。先に発売された新型ASX(日本名・RVR)と異なる位置付けにより、「SUVのダブルエンジン」を形成する。パジェロスポーツは70年代生まれ、ASXは80年代生まれの若者をターゲットとし、街乗り・アウトドアの市場シェア拡大を狙う。国際商報が伝えた。

その他の写真

三菱自動車のSUVラインナップには、高級車のパジェロ、中・高級車のパジェロスポーツ、アウトランダー、中級車のASXがあり、アウトドア型SUVと都市型SUVをカバーする。広汽三菱は最も中国市場に適した車種のタイムリーな投入を検討し、1車種目にASXを選択、その戦略を示した。80年代生まれの若者は中国自動車市場の主力消費群になりつつあり、広汽三菱が初のSUVとしてASXを選択したことで、急成長する中級SUV市場に攻勢をかけることができる。広汽三菱の付守傑(フー・ショウジエ)執行副総経理は、「自社の強みを生かし市場を開拓する」と語った。ASXは昨年12月に全国で発売を開始してから、販売台数が上昇を続けている。生産能力が限られるなか、広汽三菱は毎月約2000台の売上をキープした。初めにASXを購入した人の多くは三菱の堅実なファンであり、彼らによる評価は今後発売される車種の市場認知度を左右することになる。ASXの販売安定後、広汽三菱の2車種目の発売が議事日程に上がった。輸入版パジェロスポーツは、新たなビジネスSUVとして市場に進出する。価格20−30万元(約320万−480万円)のビジネスSUV市場で、ASXが台頭し新たな成長源になる可能性がある。リサーチによると、消費者はSUVがビジネス・家庭用・アウトドアのすべてをカバーすることに期待していないわけではなく、それに引き換えこの3者を一体化した専門的な車種が市場に多くないことが分かる。

パジェロスポーツは新たなビジネスSUVという位置付けで、ターゲットを「中堅の世代」に絞った。この世代は70年代生まれが中心で、仕事・家庭・社会の中堅的な柱だ。パジェロスポーツは、仕事用・家庭用の多元的な需要を満たせる。

パジェロスポーツは発売後、ASXと「SUVダブルエンジン」を形成し、広汽三菱のSUV市場制覇を促す。市場では常に、このような「ツートップ」が存在する。上海通用(ゼネラル・モーターズ)のラクロスとリーガル、フォルクスワーゲンのパサートとマゴタン、トヨタのカムリとREIZ(日本名・マークX)、韓国系のSLとスポーテージなどのように、パジェロスポーツとASXの「ツートップ」は相互補完を実現する。広汽三菱のパジェロスポーツの発売により、SUV市場の競争がより熾烈になるだろう。(提供/人民網日本語版・翻訳/ YF・編集/武藤)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携