Record China 2019年8月8日(木) 0時40分
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福岡県北九州市にある通称「ネコ島」と呼ばれる島でネコが大量死する事態が起き、中国のネットユーザーからも数多くの意見が寄せられている。写真はネコ。
福岡県北九州市にある通称「ネコ島」と呼ばれる馬島で、ネコが大量死していることが分かった。この事件は中国のネットでも伝えられ、ネットユーザーからは数多くの意見が寄せられている。
およそ30人の島民が暮らす馬島は、多くのネコが住む島として観光スポットになっている。しかし、FNNの報道によると、5年前には100匹近くいたネコが、最近では30匹ほどに激減したという。島の複数の場所で、薬品が塗布されたような青く変色した魚の切り身などが見つかったり、泡を吹いて苦しむネコの様子が目撃されたりしたことから、毒殺の可能性もあると見られている。福岡県の保護団体などは、不審な餌を証拠として、動物愛護法違反などの罪で刑事告発することを検討しているという。馬島では以前、ネコの糞尿や悪臭の被害が問題になったが、市民団体が不妊手術を行うなどの対策を取っていた。
この事態は7日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)でも伝えられた。中国のネットユーザーからは「ネコは何も悪くないでしょ?」「ネコ好きとして、すごく心が痛む」「一部の人間の悪意には計り知れないものがあるのだと思わされる」「(増えすぎたネコが)生態系を破壊すると思うなら、普通の人は毒殺ではなくまず不妊手術を考えるだろう。毒殺を思いつく人は、少子高齢化問題をどう解決するつもりなのか興味がある」といった声が相次いだ。
このほか、「日本はこの頃物騒すぎる」「すぐに京アニ放火事件を思い出した。人間同士ですら尊重しあえないのに、別の動物に優しくなれるわけがない」「最近のニュースを見ていると、一体人は何のために生まれてくるんだろうと考えてしまう」などと、近頃発生した事件を連想したユーザーも少なからずいたようだった。(翻訳・編集/岩谷)
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