北京周辺の石炭消費、大気汚染悪化の原因に=11年に1万人死亡―中国

Record China    2013年6月20日(木) 16時10分

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19日、2011年に中国北京市、天津市、河北省の石炭発電所の煤煙による大気汚染で計9900人が死亡したことが分かった。写真は大気汚染が深刻な北京市。

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2013年6月19日、参考消息(電子版)によると、2011年に中国北京市、天津市、河北省の石炭発電所の煤煙による大気汚染で計9900人が死亡したことが分かった。石炭消費量の多い河北省の汚染物質が最も大きな原因とみられる。

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香港英字紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストが18日伝えたところによると、環境保護団体と大気汚染の米国専門家の報告書によるもの。報告書は化石燃料による発電が健康に与える影響について分析している。

それによると、調査対象域内の石炭消費は慢性疾患を引き起こしており、ぜんそく1万1110例と慢性気管支炎1万2100例が報告された。死亡した患者のうち850人は肺がんで、石炭燃焼がもたらす重金属が原因とみられる。報告書はまた、河北省の石炭発電所が早期死亡者の75%の原因を作っていると指摘。最も大きな被害を受けているのは北京市で、早期死亡者1980人のうち8割は河北省、天津市の石炭発電所が出す煤煙が原因としている。(翻訳・編集/AA)

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