中国の大学入試英語問題、中国化ひどく「ネイティブも理解不可能」―仏華字紙

Record China    2013年6月21日(金) 8時13分

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11日、中国の大学入試センター試験「高考」の英語問題が「あまりに中国化されており、英語を母語とするネイティブには理解が難しい」と指摘されている。写真は今年の高考に臨む受験生。

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2013年6月11日、仏華字紙・欧州時報によると、中国の大学入試センター試験「高考」の英語問題が「あまりに中国化されており、英語を母語とするネイティブには理解が難しい」と指摘されている。環球時報(電子版)が伝えた。

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それによると、中国学習塾大手・新東方に所属する米国人の英会話講師2人は、今年湖北省の「高考」で出された英文法の問題が解けなかったという。2人は「多くの語句が中国思想に由来しており、中国語式に硬く翻訳されている。実用性を重視していない」と指摘した。

中国では奇妙な英訳が“神翻訳”と呼ばれ、スーパーの商品名の英訳などによく見られる。たとえば「使い捨て用品」の中国語「一次性用品」を英語に直訳した「A Time Sex Thing(一度のセックス用品)」などだ。湖北省の問題に取り組んだ米国人講師は「中国式英語教育の弊害だ」という。中国の学生は試験の重圧から逃れられず、他者との交流も少なく、校内でネイティブの英語を聞くことも現実的ではないことが原因とみられる。(翻訳・編集/AA)

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