2013年6月17日、韓国の中央日報によると、韓国では歴代大統領が自らの名を刻んだ特別な腕時計をあつらえ、面会者などに記念品として贈呈することが慣例となっていたが、このほど大統領府が「キムチ用の食器」あるいはハンドバッグなどの生活用品を記念品に選ぼうとしている。中国新聞社が伝えた。

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16日、大統領府のある関係責任者が「大統領府が朴槿恵（パク・クネ）大統領の名を刻んだ腕時計を製造しない可能性が高い」ことを明かした。その理由は「過去に大統領の腕時計が原因で好ましくない出来事が起きた」からであり、「慣例として継続する必要性がない」からだという。

この腕時計は大統領に面会したことを示す象徴的な物として扱われてきたが、次第に権力を誇示するアイテムとも扱われ、高値で取引されるようになり、コピー品まで出回るようになってしまった。そのため大統領府は国民感情に配慮し、権威の象徴としての意味合いを持たない生活用品を記念品とすることを検討していると報じられている。（翻訳・編集/岡田）