高学歴に「ガツン」の現場修行=就職最前線―北京市

Record China    2007年4月17日(火) 12時10分

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北京のあるグループ企業は「三助」や「足ツボマッサージ」の求人に短大卒以上の学歴制限を付けた。時給制で現場実習を受けさせ、就職後に実力を発揮してもらう制度だという。

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公衆浴場で体を擦る「三助」、すでに死語かもしれないが、北京のあるグループ企業はこの「三助」や「足ツボマッサージ」の求人に短大卒以上の学歴制限を付けた。確かに時給58元(約870円)は破格だが、果たして高学歴者が集まるのだろうか?しかしフタを開けると5000人余りの大学生が応募してきた。

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このグループ企業の副社長によると、就職後に実力を発揮してもらうには、大学時代にどれほど職場体験をしたかで大いに違ってくるため、時給制で現場実習を受けさせることを考えついたという。20種類の職業で800時間働いた学生には教育認定証書が与えられ、同グループへの入社が有利になる。また、中国は大変な学歴社会、大卒者は往々にして高学歴を鼻にかけ、単純工をばかにする傾向にあるため、そのような意識に「ガツン」と一発食らわせるには効果があるのだという。

実際に約5000人の応募者のうち4割が「三助」を選んだという。決して好きで選んだわけではないようだが、経験を通して、これも特殊技術だとわかった、社長になるにも現場を知らなきゃ、と視線の先は将来ビッグになった自分を見ているかのようだった。(翻訳編集・WF)

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