<サッカー>日本代表のW杯出場決定に見る中国との距離―中国メディア

Record China    2013年6月8日(土) 23時16分

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6日、日本のサッカーはますます中国との差を見せつけている。日本サッカー協会が1978年にサッカーを小中学校の体育授業に取り入れさせた措置が、今日のアジアの覇者としての日本を生み出したと言える。

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2013年6月6日、中国チームがイメージ大使の譚晶(タン・ジン)のPRに力を入れている間に、日本のサッカーはますます中国との差を見せつけている。日本サッカー協会が1978年にサッカーを小中学校の体育授業に取り入れさせた措置が、今日のアジアの覇者としての日本を生み出したと言える。成都商報が伝えた。

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日本サッカーに学ぶ 体育総局と教育部が協力

2011年に中国国家体育総局副局長の蔡振華(ツァイ・ジェンホア)氏はサッカー部門を担当するようになり、初めての海外視察先となったのが日本だった。中国サッカー協会は昨年、中国でサッカーが盛んに行われている学校の校長らを組織して日本を視察に訪れた。視察に参加した成都市サッカー運動管理センターの辜建明(グー・ジエンミン)主任は強い印象を受けた。「雨の中でずぶ濡れになりながらサッカーをする子どもたちや、東京のたくさんのサッカー場を見て、日本のサッカーの根底は教育にあり、サッカーというスポーツに対する認識の違いにあることが分かった。われわれとの距離はあまりに大きすぎる。」

蔡振華氏は日本考察から帰国して以来、学校でのサッカー普及に力を入れ、教育部と協力して専門の「学校サッカー事務室」も設置した。中国サッカー協会の公式ウェブサイトによると、1日の国際児童デーに蔡氏は北京三高訓練基地で行われた児童デーのサッカーイベントに出席した際に教育部との協力について触れ、学校の4段階のクラス別(日本と同様の小学校、中学校、高校、大学)リーグを推進すると語った。蔡氏は「3日から、体育総局とサッカー協会は関連の部・委員会と政策交渉を行う。重点は教育部だ。教育部は連携を強化すべき部門で、最も重要なのは2点。第一に教師の職称をどのようにリンクするのか。現在、学校の多くは普通の体育教師が指導しているが、サッカーの専門性は十分ではない。サッカー選手は子どもの指導の意欲はあるが、職称の問題で参加することができない。三大球技の振興という政策的前提の下にまず試行を行い、基層のコーチをまず充実させることに力を入れており、こうした政策について交渉する必要がある。」蔡氏は同時に4段階のクラス別リーグの重要性を強調。「徐々にシステムを構築し、規模を拡大し、何年か後にはサッカーブームが盛り上がるだろう」と語った。

日本サッカーに学ぶ 等級試験を提案

中国ラジオ網によると、1日の国際児童デーに行われた青少年サッカー座談会で、青少年サッカーを管轄する中国サッカー運動管理センター党委員会書記の魏吉祥(ウェイ・ジーシアン)氏は「等級試験のようなものを設立し、ピアノの試験のように1級ずつ向上して行くのがよいのではないか。例えばリフティングなら、20回できたらこの級、30回はこの級、50回はこの級というように、徐々に初等教育でこうした評価体制を構築する必要がある」と発言した。

等級試験については、一部地区では中学校進学時の体育試験にサッカーを取り入れている場所もある。青島市では2012年、中学進学試験の体育科目でサッカーを採用した。当時の「城市信報」によると、サッカー採用により、現地のスポーツ用品店ではサッカーボールがあっという間に売り切れたという。もっとも同市の試験は抽選により選定されたもので、継続性もない。しかし現在では総局の幹部もサッカー協会の幹部も、サッカー水準の向上のためには体育部門だけでは成功しないことを理解している。成都市サッカー協会も新学年から小学校、中学校、高校の新たなリーグ形式を始める計画で、サッカーの発展を目指している。こうした連携システムが確立されて初めて日本のサッカーに追いつくのかもしれない。(提供/人民網日本語版・翻訳/YH・編集/TF)

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