衆人環視の中、傍若無人なカンニング―陝西省

Record China    2007年4月16日(月) 14時4分

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2007年4月14日、陝西省の大学転入試験会場で、インターネットや無線を使ったカンニングが摘発された。衆人環視の中での大胆な犯行だったが、あえなく御用となった。

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2007年4月14日、陝西省の大学転入試験会場で、インターネットや無線を使ったカンニングが摘発された。

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14日午前、張(チャン)さんは息子を試験会場に送った。試験の間、張さんは会場外で待っていたところ、大声で試験の解答を読み上げる若者3人組を発見した。トランシーバーを使って会場内の受験生に解答を教えているらしい。張さんはこんな不正を見逃したら、息子が不利になると激怒。レコードチャイナに連絡し、このカンニングを取材するように要請した。

まもなくレコードチャイナの記者は現場に到着した。すると男2人女1人の3人組をすぐに発見した。女はトランシーバーに向かって、大声で解答を読み上げている。記者が近づいても悪びれた風もなく堂々としている。

記者も他の保護者同様に試験終了を待つふりをしながら、3人組を観察。彼らは携帯をつないだノートパソコンとトランシーバーを使って、解答を会場内に送っているようだった。会場内の受験者は携帯メールとイヤホンで解答を受信するという案配だ。

カンニング手口をしっかりと確認した後、記者は警察に通報。パトカーが到着すると、あたりを気にせず解答を送り続けていた3人組もさすがに慌て逃げようとしたが、警察官にあっという間に捕まっていた。供述によると、彼らは西安市の大学生で、友人が試験に受からないのではと心配し、今回の挙に及んだという。トランシーバーなどのカンニング装備をもってはいるものの、純粋に友人を助ける気持ちからの行為であり、営利目的ではないと供述している。警察は余罪がないか、追求するという。(翻訳/編集・KT)

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