川の流れに身を任せて還暦祝い―重慶市

自身の還暦の祝いに面白いことを思いついた人がいた。重慶市に住む繆（ミャオ）さんは、ちょうど60歳を迎えた2007年4月15日、知人を宴席に招く代わりに川べりに招待し、川の流れに身を浮かべて3kmの距離を足ひれだけで「流される」新しい泳ぎ方を披露した。

【その他の写真】

もともと水泳が好きな繆さん、ウェットスーツに60センチの足ひれを着けて登場。午後2時40分に川に入り体を浮かせてスタート、足ひれを何度か動かしたかと思うと、ぐんぐん川下に流されていった。そして午後4時、3キロ先の目的地に無事ゴール。わずか80分の小旅行だった。

水から上がった繆さんはこの泳ぎ方を「水中散歩」と名づけ、水泳愛好者にも勧めたいと話す。若い頃に平泳ぎで2時間泳いだことがあるが、これなら3時間泳いでも疲れない、とのこと。60にして「流れに」したがう、という人生訓を後輩たちに披露したかったのかもしれない。（翻訳編集・WF）