ジャッキー・チュン、舞台裏で大捕り物―四川省成都市

2007年4月15日、香港の「歌神」ジャッキー・チュン（張学友）コンサートが四川省成都市で行われた。「久しぶりコンサート」の名の通り、この日を待ち望んでいた地元ファンは熱く盛り上がった。しかし、歌神様本人もファンたちも、舞台裏で大捕り物が繰り広げられたことは知らなかったようだ。

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この日、地元警察に「スリ集団が市内に潜入した、狙いはコンサート会場」との情報が入った。コンサートはスリが活動するのに格好のシチュエーション。警察は1200人の警官を緊急配備し、11人のスリ容疑者を逮捕した。彼らは事前に謀議し、集団で潜入して観客の財布やチケット、携帯電話を狙う計画だったという。

会場の警備体制はスタッフ200名、警備員800名と空前の規模。掛けられた保険金は30億元（約450億円）と、同市のイベントとしては最高額だった。この事件を翌日の新聞で知ったというコンサートのプロデューサーは「もちろんジャッキー本人も知らなかった。そもそも私たちの知ったこっちゃないけど、地元警察にはしっかり防犯をお願いしたい。」と話していた。（翻訳編集・WF）