「出所母」と「育ての母」が息子のため奔走―重慶市

Record China    2007年4月16日(月) 20時32分

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2007年4月15日、重慶市内の街角で、腎臓病の息子の治療費寄付を呼びかける声が響いた。生みの母と育ての母による共同歩調も市民の注目を集めた。

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2007年4月15日、重慶市内の街角に募金を呼びかける声が響いた。「腎臓病の息子のためにどうか協力を」と涙ながらに話す二人の女性。二人ともわが子のため、と言うわけは、生みの母と育ての母という関係だから。22歳の息子に腎機能障害が見つかり、この先ずっと透析を受けるか腎臓移植しか道はない。しかし厳しい経済事情で、とても十分な治療費がまかなえないため、今回寄付を募ることにした。

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生みの母、王(ワン)さんは息子が3歳の時に離婚。その後、道を誤り2度の刑務所暮らしを経て、昨年ようやく出所した。彼女に代わって16年間息子を育てたのが秦(チン)さん。病気が見つかってからは昼夜働きづめの生活だが、毎月4000元(約6万円)の透析費の捻出は厳しい。二人の母が腎臓提供を希望しているが、手術費用は15万元(約225万円)と途方もない金額。

事情を知った刑務所関係者がボランティアとして立ち上がり、関係者に「1人1元活動」を展開してくれた。街頭での募金も順調で、一日で1万2000元(約18万円)集まった。刑務所の担当者は、出所後も教育していくのが私たちの仕事、これも更正への道を助けているのですから、と話していた。(翻訳編集・WF)

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