複雑な日韓関係、「発展」と「反感」が生み出した韓国人の矛盾した対日感情―中国メディア

Record China    2013年6月6日(木) 9時50分

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4日、羽田空港に韓国の李丙[王其]新駐日大使が降り立った。李大使は到着早々、「日韓両国の関係が不安定な今、新任の駐日大使として両国国民が良好な交流を行えるよう全力を尽くす」と意気込みを語った。資料写真。

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2013年6月4日、羽田空港に韓国の李丙[王其](イ・ビョンギ)新駐日大使が降り立った。慶応大の客員教授を務めたことのある李大使は到着早々、「日韓両国の関係が不安定な今、新任の駐日大使として両国国民が良好な交流を行えるよう全力を尽くす」と意気込みを語った。斉魯晩報が伝えた。

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新任の駐日大使には山積みの問題が立ちはだかっているが、日韓が互いに歩み寄れない理由は、領土問題のほか韓国国民の日本に対する感情が重要な1つの原因となっている。韓国国民の日本に対する感情は複雑で、その複雑さは韓国の元大統領である朴正熙(パク・チョンヒ)氏への矛盾した評価で垣間見ることができる。

韓国人は朴正熙氏を親日家と批判する一方で、歴代の大統領のなかで最もリーダーシップがある人物と評価している。朴正熙氏の娘である現韓国大統領の朴槿恵(パク・クネ)氏が大統領に当選できたのも父の影響が少なからずあったからだろう。

朴正熙氏が親日家というのは、決して行き過ぎた意見ではない。朴正熙氏は日本の陸軍士官学校を出ており、若い時分は「日本人として、国のために尽くす」と忠誠を誓っている。大統領在任中は日本の経済政策を模倣し、韓国を高度経済成長に導いた。同氏の日本を重視した政策により、日韓は重要な経済関係を築いた。実際、韓国・朝鮮日報の報道によれば、韓国で現在人気の外国ブランド自動車10種のうち、6種類が日本車だという。

長い冷戦時代、韓国が発展するには、日本との協力が避けられなかった。一方で、大国に翻弄された歴史を持つ韓国人には、強烈なナショナリズムが植え付けられた。日本を嫌ってはいるものの、日本と経済協力しないことには発展が難しいという矛盾が、韓国人の日本に対する複雑な感情を生み出す要因かもしれない。(翻訳・編集/内山)

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