有人宇宙船「神舟10号」、6月中旬に打上げへ―中国メディア

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4日、中国有人宇宙飛行プロジェクトの報道官は3日、有人宇宙船「神舟10号」を6月中旬に打ち上げることを宣言したと北京晨報が伝えた。宇宙飛行士3人が搭乗し、実験用宇宙ステーション「天宮1号」を訪問する。

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2013年6月4日、中国有人宇宙飛行プロジェクトの報道官は3日、有人宇宙船「神舟10号」を6月中旬に打ち上げることを宣言したと北京晨報が伝えた。宇宙飛行士3人が搭乗し、実験用宇宙ステーション「天宮1号」を訪問する。神舟10号は3日、キャリアロケット「長征2号F遥10」に搭載され、酒泉衛星発射センターの有人宇宙船発射場技術区から発射区へと運ばれた。これは、神舟10号の打上げが最終準備段階に入ったことを意味する。

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上述の報道官は「宇宙船とキャリアロケットは3月末に発射センターに到着した後、打ち上げ前のプロセスに従い、組み立てやテストなど技術区における主な作業を完了した。神舟10号は推進剤注入が終わった後、キャリアロケットに搭載された」と語った。

神舟10号とキャリアロケットの結合体を乗せた可動式の発射プラットフォームは3日9時、発射場の垂直組立テスト施設からゆっくりと外に出た。その後、各技術状態を確認し、1500mのレールの上を1分当たり20m以下のスピードで発射塔まで移動した。

発射場では今後数日間にわたり、宇宙船とロケットの機能検査や宇宙船・ロケット・地上の合同テストなどが行われ、最終的な状態検査・確認を終えた後、ロケットに推進剤を注入し、打ち上げとなる。

神舟10号は打ち上げ後、2011年に打ち上げられた天宮1号とドッキングを行い、宇宙空間における科学実験を行う。任務を実行する8大システムの準備作業は順調に行われている。宇宙飛行士もトレーニングを計画通りに完了したほか、宇宙での科学実験や講義に向けたシミュレーションを実施、各操作技術に熟練し、身体・精神的状態は良好だという。

天宮1号は5月下旬にドッキング軌道にまで高度を下げ、正常な運行を続けており、各任務実施の要求を満たしているという。(提供/人民網日本語版・翻訳/SN・編集/武藤)



   

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