インドとの緊密関係を強調したい日本、しかし日本からの援助は「少なすぎる」―インド紙

Record China    2013年6月4日(火) 11時34分

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3日、インドのシン首相が来日したことで、両国の緊密な関係がクローズアップされている。しかし、この友好関係は中国へのけん制のためだという見方が有力だ。資料写真。

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2013年6月3日、環球時報(電子版)によると、インド紙インディアン・エクスプレスはこのほど、シン首相の訪日で両国の緊密な関係がクローズアップされたが、シン首相の日本に対する愛情は「戦略的な愛」であり、日本のインドに対する愛は「中国によって引き出された愛」に他ならないと伝えた。

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インドのマンモハン・シン首相と安倍晋三首相は共同宣言で、「戦略的グローバル・パートナーシップ」を一層強化していくことを確認。日本政府はインドにインフラ整備や教育分野などに円借款や投資を行うと約束したが、その総額はわずか4億4600万ドル(約446億円)。

オバマ米大統領が2012年11月にインドを訪問した際には、20項目にわたる協議にサインしたが、その援助総額は約100億ドル(約1兆円)にのぼった。今回の日本の援助でインド経済が上向くことはないと同紙は指摘。日本ほど中国の平和に対する脅威を感じる国は他になく、同様にインドも中国の脅威を感じている。安倍首相が当初、日本とインドの関係について「道は違っても行き着くところは同じ」と語った理由がここにある。

今後、日本とインドが過去のいかなる時代に比べても緊密な関係を築いていくとすれば、それはすべて中国の存在が原因だ。風船の片側を強く押せば、片側が膨らむ。今の中国は風船の両側を同時に押しているのと同じだ。それはつまり中国が判断を誤っていることの証明になるといえよう。(翻訳・編集/本郷)

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