2013年5月26日、中国の富豪への“闇接待”が話題になっている香港の若手女優が、報道内容を大筋で認める発言をしている。台湾のニュースサイト・NOWnewsが伝えた。

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香港最大手のテレビ局・無線電視（TVB）所属の若手女優キビー・ラウ（劉俐）による、中国の富豪への“闇接待”話題がこのほど浮上。ひと晩につき25万香港ドル（約330万円）の報酬額や、今月はじめにマカオの高級ホテルで取り引きが行われたことなど、詳細な内容が報道されていた。

このほど、香港の大手日刊紙のインタビューに応じたキビー・ラウが、これまでの報道内容を大筋で認める発言をした。“闇接待”の相手になったのは、香港で大手エンタメ企業を経営する周[火卓]華（チョウ・チュオホア）氏。昨年の話題作となった映画「低俗喜劇」などへの投資で知られる人物だ。香港メディアは今月4日、2人がマカオで落ち合い、ホテルにチェックイン後は翌朝まで姿を見せなかったと伝えている。

今回の報道は、“闇接待”を仲立ちした人物が録音したというテープが流出したことで明るみになったもの。テープに登場するのは、同人物および香港なまりの英語を話す女性。女性が国籍・年齢について質問され、さらに“闇接待”の報酬についてやり取りしている。また、女性が「fast job（一過性の仕事）なのか？」と尋ねる生々しい声も収録されていた。

最近、中国や香港の若手女優やタレントらによる中国人富豪への“闇接待”話題が、たびたび浮上しては社会の関心を集めている。今回は証拠ともなるテープが流出し、当事者の名前も明らかになった珍しいケース。なお、キビー・ラウはあくまでデート接待と称し、富豪男性との性的行為については否定している。(翻訳・編集/Mathilda)