Record China 2013年5月25日(土) 21時30分
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24日、環球時報は記事「フィリピンメディア:我々が好きだろうが嫌いだろうが、中国はやはり隣国なのだ」を掲載した。フィリピンの漁民の間には中国には勝てないとの絶望も広がっているという。写真は南シナ海。
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2013年5月24日、環球時報は記事「フィリピンメディア:我々が好きだろうが嫌いだろうが、中国はやはり隣国なのだ」を掲載した。
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23日、フィリピンのガズミン国防相は「フィリピンは領土を守り抜くと誓う。最後の一兵まで中国と戦う」と発言した。その一方でフィリピン外務省は中国艦船の接近に対してどのように対応するか、軍とともに確認作業を行ったことを明らかにした。
もっとも言葉だけは勇ましい政府を冷ややかに見ている人もいるようだ。米紙ワシントン・ポストの取材に答えた、あるフィリピン人の魚販売業者はオンボロの装備のフィリピン軍は中国の敵ではないと語っている。フィリピン西北の沿海部では廃棄された漁船に子どもたちが群がり、釘を抜いては売りに行く光景が見られる。中国がスカボロー礁(中国名・黄岩島)付近でのフィリピン漁船の操業を取り締まるようになって以来の話だ。
フィリピン紙フィリピン・スターは23日、「フィリピンと中国:衝突と協力」と題した記事を掲載した。対中関係は政治指導者にとって極めて重要な問題であり、その決断の結果はフィリピン民衆の日常生活に影響を与えるものだと指摘。好きだろうが嫌いだろうが、中国が隣国である事実は変わらず、中国と向き合って海洋の共同利用をしなければならないと提言している。
さらに同紙は、領土問題は双方にメリットがある解決は難しいとはいえ、両国指導者が良好な個人的関係を築けばその可能性はあると指摘した。あるいは今年9月、フィリピンをテーマに中国広西チワン族自治区南寧市で開催される中国・ASEAN博覧会がそのきっかけになる可能性もあると期待を示した。(翻訳・編集/KT)
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